方針立案演習は難しい?

人材アセスメントにおける方針立案演習の位置づけ

人材アセスメントで実施される演習の中に方針立案演習というものがあります。

文字通り「方針を立案する」といった内容であり、特に部長層以上をターゲットポジションとする人材アセスメントにおいて実施される機会が増えてきます。

評価される領域は「考える力」、弊社設定のコンピテンシーでみると「創造」「概念」が該当します。一般的なコンピテンシーでは「戦略策定力」「革新性」「変革志向」「創造性」などが該当しますが、「理解力」「分析力」「計画性」などは該当しないと考えてください。

このように「部長層以上をターゲットポジションとする」「創造や概念など難易度が高く映るコンピテンシーを評価対象とする」が背景となることから「方針立案演習は難しい」と考える方が多いようです。

この方針立案演習は難しいかという問いに、弊社は「絶対的には難しいが相対的には難しくない」とお答えしています。

創造や概念といった思考が得手なターゲットポジションに相応しい方を選出するという演習といった意味では難易度高めですが、方針立案演習が実施される人材アセスメントを受講される皆さんは、全体的に創造や概念といった思考が不得手な面があり、悪く言えば受講される皆さんの解答は大きな差がなく、合格ラインを超えることが少ないため、多くの方は「不合格ラインで大きな集団を作る」といった現象に陥ります。

この意味からすると「難しいので手応えのある解答(方針)が立案できなかった。一方、それでも周りも同じなので人材アセスメントの総合評価(合格・不合格)に対する影響は小さかった」となり、「相対的には難しくない」「別の意味では重視しなくても大丈夫」といった結論に至ります。

インバスケット演習と方針立案演習のコストパフォーマンス

この状況、受講者の皆さんはインバスケット演習を重視する傾向がありますが、別の視点からでは「レバレッジの効きが良い方針立案演習」「コスパがいい方針立案演習」と考えられます。

すると何を意識して方針立案演習に臨んだらいいのでしょうか?

答えは簡単、他の受講者が書かないような方針を立案すればいいだけです。

ただし、書く方向性を間違えてしまっては逆効果になります。みんなのアセスメント・サブスク版で開催される方針立案演習セミナーでポイントを掴みましょう。