面談演習の都市伝説

わざと嫌われるようにしなくても…

昨日は面談演習の合格セミナーの開催でした。

最近、面談演習の合格セミナーは個別アドバイスが主流だったので、沢山の受講者の方にご受講いただき、そして受講者の方同士でのロープレも久しぶりの実施でした。

皆さん、楽しそうに和気藹々と面談演習のロープレに取り組まれていました。

その中の受講者の方からの質問、あるいは意見交換で気が付いたことを一点、今回はテーマとします。

【面談演習の都市伝説にはまり込んでしまっている】

やはり多くの受講者の方、面談演習の都市伝説というか、アセッサー側の大きな騙しというかにズッポリと騙されてしまっています。

何に?

それは「部下を説得しなくてはならない」という使命に…

今回は簡単な説明となりますが、面談演習は受講者の方が【無理な説得、勝ち目が薄い説得、力任せの説得、部下に嫌われる説得、部下がイラつくような説得、部下が反抗したくなるような説得、部下が論理的に反論しやすくなるような説得、部下に憎まれるような説得、部下が呆れかえるような説得…】になるようなケーススタディが用意されます。

ポイントはケーススタディの最後付近に記述がある上司であるあなたの使命、例えば「部下の問題行動を良い方向へ改善することが期待されている」「異動希望を出している部下を何とか引き止めようと考えている」「プロジェクトリーダーへの抜擢を後ろ向きに捉えている部下の気持ちを前向きにすることが期待されている」など。

当然、受講者の方は大きな何かに騙されて使命を果たそうと懸命に説得を図るわけですが、大きな騙しのメンバーである部下役を演じるアセッサーは、当然のように優位な立場から反論反発を喰らわしてきます。

ボコボコに反論反発を喰らっている受講者の方、もう必死にあれこれと言葉をつないでいきますが、部下役を演じるアセッサーは皆さんの反論反発のネタは織り込み済み、そして大きな騙しである「構造的にケーススタディは上司(受講者の皆さん)が不利設定」を武器にダウン寸前の皆さんをさらにボコボコに…

いつも感じることですが、受講者の皆さん、わざと嫌われるようにしてるのかな?

なぜ上司のあなたは、面倒な立場に、問題の矢面に、部下の憎悪を受け止める立場に、喜び勇んで進み立つのか?

もう自分から飛んで火にいる夏の虫にしちゃっているんですよね。受講者の方。

これは、そうなるようにケーススタディを作ったり、ロープレの最中に誘導したりしていることに起因しますが、少なくとも弊社の合格セミナーを受講されている皆さんは、そろそろ気が付いてほしい。

自分からロープレの相手である部下(アセッサー)に嫌われるようにしているクセして、ロープレが終わった後、「部下の反論が厳しかった」「あんな部下、現実にはいないけど、それにしてもヤリすぎ」、辛辣ですが自業自得としか…

部下に寄り添うとか部下の味方になるとか

受講者の方、面談演習のポイントは「部下に寄り添うとか部下の味方になるとか」おっしゃっていますが、アセッサー側からすると、猫なで声で分かったようなことをタラタラ話しているだけとの印象がなかなか拭えません。

だってロープレのゴールは「部下の問題行動を良い方向へ改善することが期待されている」「異動希望を出している部下を何とか引き止めようと考えている」「プロジェクトリーダーへ抜擢を後ろ向きに捉えている部下の気持ちを前向きにすることが期待されている」においているわけなので、部下からしたら自分のしたいことを阻む敵、それも以下のように許されない敵に映ります。

猫なで声で分かったようなことをタラタラ話している、それも味方のフリをした敵

仮に現実の中でこんな上司がいたら、受講者の皆さんご自身はどう感じますか?こんな上司と一緒に働きたいですか?

では、どうすればいいのか教えなさい!

まず、面談演習のケーススタディの読み方を変えましょう。それもあるキーワードを前提にしてケーススタディを読み込むと景色が一変します。

そしてヘンテコなアイスブレイクとか普段は絶対にしない時候の挨拶に時間を使わず、開口一番、このキーワードを口にしてください。

さすがのアセッサーも青ざめます。さすがでないアセッサーは推して知るべし。そしてかなりのアセッサーは二の句を告げなくなるかもしれません。

さて、あるキーワードの正体に話題が移りますよね!

あるキーワードは………

知りたい受講者の皆さんはどうすればいいのかお分かりかと存じます。