疑問符

なんで?

毎々同じことを皆さんにお伝えしていますが、あらためて短めのコラムでお伝えさせてください。

インバスケット演習の解答は基本的にプレゼンテーションです。

「状況を正確に把握することができる」「ある事象とある事象、一見、違いがあるようだけど本質から類似性の高い事象と見極めることができる」「問題を切り分けて認識することができる」「顕在している問題だけでなくて潜在している問題を捉えることができる」「問題と課題を区分することができる」「筋道立てて結論を導くことができる」「事実関係が不明確な中でも決断することができる」「問題や課題の解決策を新しく立案することができる」「解決行動を具体的に組み立てることができる」「事の進め方を体系的に順列的に組み上げることができる」「二人称をベースにして解決行動の具現化を図ることができる」「期待成果に到達するためのルートを複数、立案し、多面的に検証、ある一つの優位性を理解しやすく示すことができる」など…

そしてインバスケット演習の案件(誰かから届いているメールのこと)は基本、メチャクチャです。

何が言いたいか理解不能、それはアナタが考えるべきもの、情報なくてそんなの決められない、そんな速いボール投げられても対応無理、この後には出張の設定なので時間的にムリだってば…

なので

この2つの観点からすると、皆さんが日常的に進めているであろう「良い仕事」「確かな業務処理」を解答としてアウトプットしようとしても方向性が異なってきます。

・ インバスケットは結果が返ってこないけど、日常の仕事は結果が何らかの形で返ってくる(リアクションがある)

・ インバスケットのメールを送ってくる相手はグダグダ、日常の仕事は比較すると優秀な人

もう割り切ってというか全く別次元のものなので、日常を持ち込まず、このような謎設定なんだとある意味、見下して解答することがポイントです。

見下すべきなのに真面に受けてしまっている方の特徴

指示文の中でぶつくさ文句を言ってしまっている方、かなりお見掛けします。

指示文の中で問い正しちゃってる方、かなりお見掛けします。

けど令和のご時世、「なんだコラ!」の感嘆符「!」の使用は控えていらっしゃるようですが、「なぜこんな状況なのでしょうか?」の疑問符「?」の使用は多いようです。

他、「?」によって詰めてはないけど不明点を明確にしてほしいとの思惑も透けてみえますね。

結局のところ、指示文の中の「なんで?」の思惑は、文句であったり、相手の未熟さをせめちゃったり、よくわからないのでピュアに教えてだったり、日常の中では当然の処理や措置ですが、たかがインバスケットの謎設定・不思議行動では意味がない思考と捉えたほうが無難かと考えております。

あらためて、疑問符や感嘆符の使い方にはくれぐれもご注意いただきたいのですが、大袈裟に自身の指示文の原案部分に「!」や「?」を付けてみると、そこが自身の中で消化・昇華しきれていない箇所であるかもといった活用方法はアリですね!?