面談演習の最適モデル

面談演習の最適化モデルではありません

最適化モデルなんて高いレベルの話ではなく、あの人をモデルとして面談演習のリハーサル、トレーニングを実施しましょうが今回の話です。

テーマ的に時期的に短くて薄い話となります。

まずモデルとすべきは「理想の上司」ですね。「理想の上司」と言えば25年ほど前のTVドラマにありましたが、その内容や長塚京三さんの立ち振る舞いを思い出してではなく、自分がこれまで一緒に仕事をしてきた上司の中での理想の上司、その方をモデルとしてはといった提案です。

ただ、返ってくるご意見として「そんな人はいない」が多いことも一つの事実です…。

ネットニュースでよく見かける

理想の上司トップ10(芸能人や著名人)は、少々、方向性が違うと思います。あの手の企画はあくまでイメージなので、面談演習のキャラクター&台詞&ト書き(?)で活用し辛いですよね。

ただ、旬の俳優、芸人、タレント、スポーツ選手でリスペクトする人がいるのであれば、「その方だったらこの面談演習のケースでどのように振る舞い、何を考え、どう話すかな」とファンの特権として細かく具体的にイメージして、面談演習の場で再現するといいのかなと。

しかし受講者の方の多くは、「旬の俳優、芸人、タレント、スポーツ選手でリスペクトする人なんていないし」が本音かと思います。その場合、個人的に推奨しているモデルは「漫画やドラマ、映画で活躍しているシリーズ物のキャラクター」です。

「課長〇〇〇(部長編がお気に入り)」「半〇〇〇」「サラリーマン〇〇〇(?)」あたりがイメージしやすいと思い込んでいます。

面談演習はモノマネ大会なの??

今回、面談演習のリハーサルやトレーニングで最適モデルを設定することを推奨していますが、「面談演習はモノマネ大会?」「〇〇直〇をイメージして面談演習をすると高評価?」といった疑問も湧いてきます。

面談演習で最適モデルを設定、想定することの背景は次のとおりです。

「面談演習での受講者の皆さんは理想の上司の対極に陥りやすい」、つまり最悪モデルになってしまう傾向があるという現実です。

・何か話す前に「私、よくわかってないけど」「現場を知らないんだけど」といちいち前置きを入れて責任回避?

・決断を迫られると「その辺りは今後の課題となるので…」と瞬きが一気に増える

・部下の意見に「確かにそうだけどしっかりと調べてから進めてほしい」と通り一遍の答弁

・時期や期限を問われると「そのうちというか、少なくとも3年後には」と後は野となれ?

・説得材料が滅すると「上層部はそう考えているし」とテレビドラマ級の手垢の台詞

・部下がゲンナリしていると「いや私はあなたのことを心配しているし」と不思議な微笑

面談演習で理想の上司ワースト10に

イヤイヤ、受講者の皆さんは理想の上司トップ10を演じているつもりとは思いますが、かなりの確率でワースト10になってしまう言動、態度が表れています。

面談演習で評価される言動や態度に意識を向ける前に、ワースト10になってしまう言動や態度になっていないかをチェックしてみることをお勧めします。

「課長〇〇〇」では「あの人たち」、「半〇〇〇」では「〇〇次長」、「サラリーマン〇〇〇(?)」では「〇〇社長」、プラスをイメージして演じることは難しいかもですが、マイナスをイメージして反面教師にすることは容易いのでは?

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